流行の2.5次元を受け入れられないオタクもいるということ。

 もうタイトルそのままの意味なのですが、私は生粋の女オタクそしてBLも嗜むので腐女子の歴もン十年というギリ平成生まれ。
 じつは最近(というわけでもないよね、テニミュの初演は2003年だし)流行の所謂2.5次元というアニメや漫画の世界が原作の舞台や映画があまり得意ではありません。
 何でかというと、私はあくまで二次元は二次元であって欲しいから。
 いやもうこれだけなんだけど、何となく個人的なTwitterでは大きな声でいえないので此処で。
 最近TLを眺めると必ずや流れてくるゲームや漫画の舞台化、ドラマ化、映画化。本当に多いよね。自分の好きな作品が色々なメディアで展開されるのってドキドキするし、どうなるのかと期待や不安も生まれたりと楽しいです。私もそうして自分の推しに新たなスポットライトが当たるのはィヤッタアアアと思う!
 でも、ね。
 2.5次元はなあ。どうしてもなあ。うん。うん。
 私こじらせすぎなんだと思うんだけど、あくまでも2次元のキャラクターは画面や紙面のなかにいてほしいんだなあ。
 なので、舞台化や映画化とかして周りの友人たちがキャッキャしているところを、正直自分内心は拍手をしつつも興味ねェ!と思っているんだ、友よごめん!
 なんでだろう。昔からそうなんだよね。
 私、もともと女性向けゲームとか好きで、昔も今もネオロマンスのATMみたいなところがあって、その頃からのオタ友にも首を捻られるんだけど、べつに私はキャラクターと私自身が恋愛をしたいと思って乙女ゲームをやっているわけではなく、あくまでも2次元のキャラクターは2次元のキャラクターと恋愛をしてほしくて、そこにリアル3次元な私はむしろ入って来るな!くらいの勢いなんだよね。だから正直ネオロマの中の人のイベントも、そのなかで自分の好きなキャラクターが2次元として登場するから観にいくんだけど、実際、中の人は表に出てこなくても良いと思っている。あくまでもキャラクターの中にいることに意義があると思うので、声優さんのアイドル化もじつはあんまり私はよく理解できていないところがある。未だに。
 そのせいか自分がゲームのなかに入っちゃってどうしよう系の漫画や小説は怖くて仕方ない。きっと楽しめないんだろうなあ。
 そして乙女ゲームに限らず、私生活のなかでもというか、私自身のリアルな生活のなかにも実は2次元は要らないと思っている。たとえば私にとって推しはあくまでも紙面や画面のなかの存在であって、私のリアルな生活のなかでそこからはみ出てくるのはナンセンスなのだ。
 そう、今流行のもちもちした人形(ぬいぐるみ)とか。
 それを一緒に連れて旅行に行くことは私にとっては二次元が三次元にしゃしゃり出てくるに近いものがあって実はそれも苦手なんだあああ。
 あの部屋にめちゃめちゃ推しのグッズを集めたりするのもそうなんだけど。
 私自分の私生活にキャラグッズとかノーサンキューなんです。
 オタク要素とか皆無とまではいかないけど、二次元はリアルな生活に現れなくて良いんだ。
 そういう私はたぶんオタクとしてたぶんメディア的にはまったく金にならん使えないファンなんだと思う。すまない。ごめんよ推し。
 なのでよくイベントで会うひとたちが推しのグッズやらを譲ってくれたりするんだけど、じつは本当にグッズとかもまったく興味がなくて、これが公式の画集や漫画の新作
、ゲームのDLコードとかだったら何がなんでも集めるんだけどグッズとかリアルな生活に幅がでるのは昔から興味がもてない。
 あくまでも二次元は二次元。三次元は三次元。別物なのだ。
 ただ、これはアニメ・漫画的なものにも関わらず、ジャニーズなどのアイドルや好きな俳優にも昔から私は同じリアルな世界の人たちだけれど、自分の生活とはまったくの別世界の人たど思っているから、もしかしたら次元関係ないのかも。
 ファンとして好きだけど、あくまでもその対象は自分の手が一切届かないところにいてほしいというか。握手券付きのCDは10枚買うけど握手会には絶対に行きたくないというか。
 少し前に安室の女だと思えばリアルを頑張れるとかあったんだけど、個人的にそういうのも何というかよくわからないんだ。
 安室さんはあくまでも二次元の存在であって、私という三次元とは別の世界で、安室の女には自分が絶対になりえないところが好きなんだ、私は。だからむしろ毎日を頑張れるんだ。自分のまったく手が届かない世界があって、そこで第三者としてハラハラドキドキしたいんだよ。
 アイドルとかもそう。
 決して自分の手が届かないところが良いの。
 会えるアイドルとか要らないわ。画面のなかにいて。アイドルや俳優の私生活とかも興味ない。役名を持っている彼らをその場の世界にいる彼らを応援したい。だから私生活で結婚してようが恋人がいようが全然いい。ドラッグは女も子供も殺すし(@レオン)法に触れるのでやめた方がいい。でもたとえそんなことがあっても過去の作品のなかの役柄を嫌いになることはないと思う。
 どう考えても完全にこじらせている感があるけど、私以外にもそういう人はいるんだろうか。
 今のところ私の周りにはいなくて、ちょいしんどい。
 だから2.5次元の舞台とか、本音をいうとマジでそんな次元越えてこなくていいですからあああ! どうか2次元のなかでご活躍くださいと土下座する胸の内。
 でも映画観に行く。このお金が公式にいくのならと映画に行く。
 たぶんきっと実際の原作とはまったくの別物として楽しむと思うけど、おそらくなんだか私の好きな推しの名前と原作の設定があるけれど、最初からまったく別の映画として楽しめると思う!
 でも本当に最近多いよね。二次元に浸食される三次元。
 いつかリアルも二次元になるんだろうな。VRとかもっと進化してさ。
 自分のリアルな生活に当たり前のように推しが現れる生活がやってくるんだろうな。
 リアルと二次の境目が薄くなって、まるで推し=自分の生活とかになって、私はそれがちょっと怖いと思っているのはここだけの吐き出しにします。
 はあ、ちょっとスッキリした。